iPhoneのバックアップには下記のような選択肢があります。それぞれ一長一短でいいところもあればそうでないところもあります。
そこで今回は、NASという選択肢を考えてみたいと思います。
・クラウド
・iTunesを介してPCにバックアップ

その前にクラウドへのバックアップとiTunesを介してPCにバックアップする場合のいいところとそうでないところを考えてみたいと思います。

クラウド

iPhoneを使っていればiCloudというAppleのクラウドサービスが標準で付いてきます。無料で使える容量は5GBですから、iPhoneで写真をバシバシ撮っているとすぐ一杯になるくらい少ない容量です。
もちろん、月額費用をかければ50GB、200GB、そして最大容量の2TBの選択が可能です。50GBであれば月額130円(2018/08/19現在)なのでそれほど苦にならない金額です。
しかし、家族もiPhoneを使用していれば、その分さらに費用はかさみますし、ビデオなど撮っていればもっと容量はかさんでいきます。2TBであれば家族と共有して使用できますが、月額1,300円かかります。

写真だけバックアップしたいのであれば、Amazon プライムフォトというサービスを利用するのもいいでしょう。
プライムフォトは写真データであれば容量無制限でアップロードが可能です。
ただし、プライムフォトを利用するには月額400円または、年間3,900円支払う必要があります。

クラウドの容量無制限サービスは一時期マイクロソフト(米国のみ)や、写真だけではなくアマゾンでもおこなっていました。しかし、一部のユーザーが数百TB単位で使用していたため、サービスを打ち切らざるを得ない状況に陥ってしまいました。

アマゾンのプライムフォトもいつまで容量無制限サービスが続くのかわかりません。

このように外部のクラウドサービスはランニング費用がかかることと、将来サービス打ち切りということが考えられることが悩ましい限りです。

iTunesを介してPCにバックアップ

iPhone の完全バックアップにはiTunes を介してPCにバックアップするのが一番確実な方法です。
しかし、USBケーブルでiPhoneとPCを接続しなくてはならないことと、いちいちPCを立ち上げてiTunesを起動してバックアップという操作を行わなければなりません。
非常に面倒ですし、今時のソリューションではありません。

NASという選択

それでは次にNASという選択肢を考えてみたいと思います。
NASというのはNetwork Attached Storageの略でナスと呼びます。つまりネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクのことです。
通常ハードディスクはPCに繋げて内臓やUSBで接続する外付けなどがあります。しかし、このNASはそれ自体が専用のコンピューターですのでPCに繋げる必要はなく、ルーターやハブなどにLAN接続すればよいのです。

つまり自前でクラウド環境が作れるというわけです。

バックアップだけではなくデータの共有や音楽サーバーなども構築できます。

ランニング費用がかかるわけではなく突然のサービス打ち切りなどの不安を抱える必要もありません。
また、いちいちケーブルに接続する必要もないのでiPhoneが無線LANにつながればバックアップが開始されるということもできるわけです(iPhoneには別途専用のアプリをインストールする必要はあります)
容量が少なくなれば機器が可能な範囲内であれば、容量の大きいハードディスクに変更することもできるわけです。

構築が難しそうと思われている方もいるかもしれませんが、最近のNASはボタン一つで簡単にクラウド環境ができたりする機種もあるので、昔に比べたら断然簡単です。
(環境構築にPCは必要です)

このようにいいことづくしのように見えますが、いくつか覚悟を決めないといけないことがあります。
・初期費用がかかる
・NASのバックアップを考える必要がある
・常時電源ON状態なため電気代がかかる
・環境構築にはPCが必要

初期費用については、NASの機種によってピンからキリまであります。色々なメーカーから販売されていますので十分検討してみてください。
おすすめはSynology 社の製品です。Synology については、あとで投稿したいと思っています。
また、機種によっては別途内臓ハードディスクを購入しないといけないものもあります。そうするとNAS+ハードディスク代と結構初期費用がかかるわけです。
私はハードディスクは自分で選択したい派なので別売りの機種にしています。

NASのバックアップはやはり考えた方が良さそうです。iPhoneのバックアップの更にバックアップになるわけですが、ハードディスクはいつかは故障すると考えた方がいいです。
NASの機種によってはRAIDを構築できるものもありますが、ハードディスク2本同時に故障してしまうと復旧できません。
そうするとバックアップ用にNASに接続する外付けハードディスクが必要になるわけですから、更に費用はかさんできます。
バックアップについてはNASの運用から1年後とかでもいいかもしれませんが。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
iPhoneに溜まっている写真や動画など無くなっては困る大切なデータなので、そのバックアップはしっかりと考えたいものです。
バックアップにNASという選択もありなのではないでしょうか。

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