第3世代 iPad Pro(2018年モデル)12.9インチを購入して1ヶ月ほど経過したので、使用感など良いところ良くないところも含めてレビューしたいと思う。
また、同時にNew Apple PencilとSmart Keyboard Folio も購入したのでこちらも合わせてレビューしたいと思う。

主な仕様

12.9インチモデルの主な仕様は下表の通り。前モデルとの比較もしてみた。

CPUが最新のA12XとなりMacBook Proと同等な処理速度が体感できる。さらに、仕様は開示されていないもののグラフィックス性能は前モデルと比較して2倍向上したという。

この春にはPhotoshopフルスペック版がiOS向けにリリースされることになっている。A12Xであれば問題なく動作するはずだ。

また、ホームボタンが廃止され全面ディスプレイに変更したことによりディスプレイはそのままでサイズが小さくなっているのも特徴だ。

そのほか、LightningからUSB-Cに変更になったのも大きい。これで変換アダプタを介さずに直接さまざまな機器と接続ができる。

これはまさにノートPCを超える性能がiPad Proに兼ね備えられたと言っても過言ではないだろう。

項目第2世代第3世代
容量64GB/256GB/512GB64GB/256GB/512GB/1TB
重量677gWi-Fiモデル 631g、Wi-Fi Cellularモデル 633g
ディスプレイ2,732 x 2,048ピクセル、264ppi2,732 x 2,048ピクセル、264ppi
チップA10X FusionA12X Bionic
カメラ1200万画素1200万画素
 4Kビデオ撮影4Kビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
充電と拡張性LightningコネクタUSB-C
認証指紋認証顔認証

使用感

グラフィックスが2倍の処理能力になったため、今のところどんなアプリでもサクサク動作する。前モデルでは一部の動画は動かないこともあったが、新モデルでは快適だ。

また、Astropad StudioでMacと接続してCLIP STUDIO PAINTを動作させても遅延なく使用できた。

Procreateも何の問題もなく快適に絵を描くことができる。

USB-Cからカメラに直接接続して撮った写真をそのままiPad Proに転送することもできた。大きなディスプレイで見ることができるため、すぐにピントのチェックが可能だ。この写真でもカメラの小さなディスプレイでは気がつかなかったが、ピントが甘くなっていることがわかる。

Apple Pencil

以前の記事で平面がある部分について、否定的な意見を述べたことがあるが、実際に使ってみると、この平面があるおかげでタップする位置がわかるので便利だ。

磁力でiPad Proにくっつけるだけで認識と充電が可能になっている。前モデルのような不恰好な充電をしなくてもいい。

前世代のApple Pencilと比較すると、前世代はツルツルだったが、今回のApple Pencilはサラサラになっている。長さも短い。
握った感じは滑るということはないのだが、何となく前世代のApple Pencilの方がいいかなと思うところもある。

Smart Keyboard Folio

iPad ProはKeyboard があって始めてコンピュータとして機能する。やはり文字を打つにはKeyboardが必要だ。

ただし、打鍵感は多少硬い、ストロークが浅いためすぐに基盤に当たって指が痛くなる感覚がある。自分が強く打つ方なのでより痛みを感じる。

その点、MacBook Proなどのバタフライキーボードはまだマシな方だと思ってしまう。さらには、Apple Magic Keyboard に慣れてしまうと、より一層打ちにくいと感じるだろう。

そして前モデルのSmart Keyboardで批判が上がっていた角度調整が2段階まで可能になっている。斜めすぎと感じる場合、ほぼ直角にiPad Proを配置することができる。が、筆者の場合、その中間がほしいと思う。なぜ、3段にできなかったのか悔やまれる。

MacBook Proとの比較感想

ここまでノートPCのように使えるとなると、やはりウィンドウ間を頻繁に行き来したくなるものだ。これはiOSの仕様上どうしても難しい。ウィンドウを2分割する機能は備えられているものの、自由度は極端に制限される。やはりモバイル専用のOSだけにウィンドウを自由に行き来するのは難しいだろう。
その点、macOSはデスクトップOSであるため、使い勝手は抜群に良い。記事を書いているときに他の文献を参考にする場合がよくある。そういう時に複数のウィンドウを頻繁に行き来できるMacはいいと思う。

性能は向上したとはいえ、やはりモバイルOSの限界はひしひしと感じる。

それでも、Procreateで絵を描いたりするときなど、MacBook ProにはできないことがiPad Proでできるのだから素晴らしい。
MacBook Pro + 液タブという選択肢もあるが、iPad Proでも十分なときもある。

そして、モバイルとしての機動性と性能。これはMacBook Proではなかなか体感できないことだろう。軽さもそうなのだが、サッと取り出してサッと起動し、サッと作業する。これがiPad Proにはできるのだ。

この機動性を生かすには是非ともWi-Fi + Cellularモデルを利用してほしい。

まとめ

不便に感じる部分はあるにしても、この機動性と性能はiPad Proでしか味わうことができない。

まさにノートPCを超えるコンピューターがここに完成した。

iPad Proを利用する時、筆者の場合はこのような使用の仕方だ。iPad Proで80%作業して、残りの20%はMacBook Proで行う。特に仕上げなどはどうしてもMacに頼る部分がある。

早くiPad Proだけで完結できる環境を手に入れたいものだ。


次の記事も参考にしてほしい。

さらに、SIMフリー版であれば、月々の負担が少なくモバイルを楽しむことができる。そして、その活動範囲はグッと広がる。ぜひSIMフリー版を手に入れてほしい。