Blackmagic eGPUに接続したMacBook Pro 13”でFinal Cut Pro Xからビデオの書き出し処理を実行してみた。eGPUありと無しではどのような差が出たのか報告する。

検証内容

検証内容はこうだ。まずはマシンスペックをご覧いただきたい。
MacBook Pro 13” 2018年モデル。メモリは8GBでCPUがCore i5の2.3GHzの標準モデルだ。グラッフィックスはIntel Iris Plus 655でオンボードタイプとなっている。
これをBlackmagic eGPUに接続し動画データを書き出しして時間を測定してみた。

ビデオソースは約2時間40分の1920×1080 60pのAVCHDだ。その動画に対して4000倍の速度に早めて編集する。オープニング動画やタイトルを追加して、その結果、4分30秒ほどの動画データを作成した。
それをMP4に書き出しして時間を測定するという内容だ。

次にFinal Cut Pro Xのプロジェクトの設定は以下の通り。
1920 x 1080 60p
レンダリングのコーデック Apple ProRes 422 HQ

書き出すコーデックはH.264のMP4だ。品質は処理速度優先とする。

そしてFinal Cut Pro Xのバージョンは10.4.5である。現時点で最新バージョンだ。

検証結果

Final Cut Pro Xの場合、プロジェクトに設定されたコーデックに従ってレンダリング処理がバックグラウンドで開始される。ただし環境設定によりオフにすることも可能。

これはどういうことかというと、レンダリングされたクリップはプレビューが可能であり、編集結果を容易に確認することができるというものだ。

さらに言うと、レンダリングされたクリップは書き出し時間も大幅に短縮される。現にレンダリングが完了したプロジェクトを書き出ししてみると、2分もかからずにMP4に書き出しされた。

Final Cut Pro Xの技術仕様がわからないので何とも言えないが、レンダリングされたプロジェクトを書き出しする処理には、デコードからエンコードするのではなく、そのままトランスコードしているように見える。

レンダリング完了したプロジェクトの書き出し時間は約2分

それでは、レンダリングファイルを削除してから書き出しするとどうなるか検証してみた。

その結果がこちらだ。
Blackmagic eGPU あり 約12分
Blackmagic eGPU なし 約20分

その差は歴然だ。eGPUの効果は絶大であった。

Final Cut Pro Xの場合、バックグラウンドでレンダリング処理が走るので、それが適用されていれば、eGPU有り無しに関係なくほぼおなじだ。

もう一つ、気になったことがあるので以下の検証もしてみた。
Blackmagic eGPUに接続しないでレンダリング処理をするとどれくらいの時間がかかるのか。

結果は書き出し時間とほぼ同じ20分位だった。

ちなみにeGPUに接続してレンダリングを行なった結果もやはり約20分位かかっていた。これについては、eGPUは利用していないのかもしれない。

まとめ

Blackmagic eGPUはFinal Cut Pro Xにおいて、書き出し時間の短縮は効果大だ。それにストレスフリーの操作性もある。
もし、Macのグラフィックス性能が悪いと感じたのならBlackmagic eGPUを導入してみることをお勧めする。

書き出した動画はこちら

中学生アイドル石澤夏海を色鉛筆で描いてみた。メイキング動画です。

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